「命の大切さを学ぶ教室」

公開日 2024年05月22日(Wed)

5月22日 「命の大切さを学ぶ教室」が実施されました。

講師は交通死亡事故被害者御遺族の黒木祥子さんで,『被害者遺族体験を通して思ったこと』という演題でお話をしていただきました。

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 黒木さんは,高校の実習教諭をされており,学校で生徒へ交通事故防止をされる立場であったこともあり,係が代わっても生徒達の交通安全については気にされていたそうです。そのような中でお母様の交通事故を経験されました。

 その経験から,生徒達に交通事故の怖さ,悲しさ,そして命の大切さについて知ってほしい,そのために自分に何かできることがあるのではないかと思われて,この教室の講師を引き受けてくださいました。

 涙を流しながらお母様への思いを語られる様子に,体育館で話を聞いている私たちもこみ上げる思いが抑えきれませんでした。命のはかなさ,そして残された家族のどうしようもない悲しみにとても心が揺さぶられる時間でした。「悲しい体験をもう誰にもしてほしくない」という黒木さんの気持ちで,いつもと代わらない日常生活の大切さに改めて気づかされました。

 貴重なお話を聞かせていただけたこと,とても感謝しています。ありがとうございました。

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