学校行事
2026年04月08日(水)
第79回 入学式
晴天に恵まれた今日,149名の生徒が隼人工業に入学しました。
真新しい制服に身を包み,今日から始まる高校生活に期待も不安もあることと思います。
この学校でやりたいことがあるからこそ,今日ここにいるのだということを胸に,これからの学校生活を楽しんで過ごしてもらいたいです。

令和8年度 入学式 式辞(抜粋)
現在の日本社会は、社会環境・企業内活動においても国際化が進み、AIを始めとするテクノロジーの進化もあって、多くのフェーズで学びを常にブラッシュアップしていく必要性があります。また感染症問題や災害などにおいて、安全・安心のために正しい知識と判断、対応・行動が求められています。
更に皆さんが生きる未来は、新たな社会の仕組みや価値観が生まれるなど、大きな変革が続くことでしょう。
新入生の皆さん、入学式は未来への決意を新たにする場です。未来を、人に左右されず、自分の力で生き抜くためにも高校三年間で自らが考えて判断し行動する力を身に付けて、先程紹介した「社会の一員として貢献できる実践的産業人」を目指してください。
そこで私から、皆さんが高校生活をスタートするにあたり、自覚して欲しいことを2つお話しします。
先ず、「人間力を身につける」ということです。皆さんも知ってのとおり人間は「人の間」に在って人間です。では、人の間に必要な力とは何でしょうか。
それは、他の人、自分以外の家族も含めて「想いを理解」し「行動に感謝」し、自らも「応えようとする力」です。
想いを理解し、今在ることへの感謝ができ、自らが想いのある言動を行うなど、自己成長によって人格の成長を促すなど、社会に順応するための「人間力」を身につけて欲しいと思います。
次に「ポジティブに挑戦する」ということです。
世界的に知られるスタンフォード大学の心理学者 キャロル・ドゥエック教授が、学生を対象にした実験で「能力は伸びる」と教えたグループは成績が向上し、「能力は固定」と考えたグループは成績が停滞。更に数週間から数ヶ月の介入で明確な差が確認された研究あり、「人間の能力や知性は、「努力と学習」によって伸ばせる」という信念を体系化し、教育・ビジネス・リーダーシップの分野に多大な影響を与えました。
このことからも、「自らの能力は伸びる」とポジティブに捉え、挑戦することをベースに高校生活は努めましょう。思考は習慣を変え、習慣が行いを変え、行いが将来・未来を変え、人生を変えていくのです。
ぜひ皆さんには「人間力を身につける」ということと、「ポジティブに挑戦する」という二つの志を高くもって、高校生活を送ってほしいと思います。
2026年04月07日(火)
始業式 ~令和8年度1学期~
新学期がはじまりました。
進級してクラス替えや教室の場所が変わったことで,しばらくは落ち着かないこともあるかもしれませんね。ですが明日には後輩たちが入学してきます。
彼らの規範となれるよう,みなさん目標と自律をもって頑張っていきましょう。
今年,新たに12名の先生方が本校に赴任されました。
中には高校を卒業したばかりの方や,大学卒業して隼人工業高校が初めての赴任校となる先生もいらっしゃいます。
これから隼人工業高校を一緒に盛り立てていただければ幸いです。先生方,生徒共々よろしくお願いいたします。

令和8年度 1学期始業式 式辞(未来を変えるには)
花が咲き誇る暖かな季節となりました。新しい学年を迎えた皆さんにとっては、新たな学級編成等もあり、心機一転、新たな希望、目標を胸に今日を迎えられたのではないでしょうか。
また今回の教職員定期人事異動によって、先ほどご紹介しご挨拶いただきました新たな12名の先生方をお迎えしたことによって、隼人工業高校が生まれ変わり、躍進の気配を感じるなど、皆さんと共に今年度スタートできることを大変誇らしく想っています。
さて、新年度を迎えそれぞれ学年も上がりました。皆さんには、昨年度3学期終業式にて新学期に登校する際は「自分は何をしようとしているのか」を、自問自答してきてくださいとお話しまたが、Post-Golden-Ageを過ぎたばかりのバイタリティ溢れる皆さんは、何を優先に取り組むことを決めてきましたか。
ただ抽象的に「頑張ります」と言っても、すぐに具体的には行動に移せないことは、皆さんも分かっていると思います。
ではどの様にすると良いのでしょうか。
それは、具体的に頭にあることを整理して示し、実行することです。
紙に大まかなプランを書くだけでなく、頭にハッキリと細部までまるで見ているかのように想い描けるようなビジョンをもち、そのことを家族や友人と共有することで協力を得られるなど、目標達成の確率は急上昇します。
次に「何をしたいか」だけではなく、「何をしてきたか」で皆さんの未来を変えることができるようになるのです。
アメリカの実業家でありNikeの創業者であるフィル・ナイト氏も、「Just do it」と言って思想を体現してきました。要は「実行せよ」ということです。
そう考えるとこの4月は、スタートするにとてもいい時期です。今日は新しくバイタリティ溢れる新任の先生方をお迎えし、明日には新1年生も入学して、更に学校が賑やかに活気づくことと思います。私は隼工の皆さんが活躍し、良い方向へ行くことしか思い浮かびません。
結びに、令和8年度は、皆さんとこの隼工が大きく飛躍することを期待して、1学期始業式の式辞といたします。
2026年03月25日(水)
離任式
終業式終了後,離任式が行われました。
今回の定期人事異動で本校から11名の先生方が転退職されることとなりました。
各教科を指導して下さった先生方,直接関わることは稀だったものの学校運営に欠かせない事務に携わって下さった方々,これまで大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
今回,隼人工業高校から離れてしまわれますが,今後どこかでお目にかかれることもあるでしょう。皆さんが新天地でご活躍されることをお祈り申し上げます。
2026年03月25日(水)
終業式
本日,3学期の終業式が行われました。
明日から春休み,そして4月7日からは新年度のスタートとなります。今年度は皆さんにとってどのような1年だったでしょうか。
成長したという実感のある人,何かやり残したことがある人,それぞれ抱く想いは様々かと思います。
交通係,生徒指導部の先生方からも,新たな自転車の交通規則の通知や学校生活の反省・諸注意がありました。
それらを踏まえ,新年度に向けて心身を整え,新たな気持ちでまた学校生活を迎えましょう。
終業式 校長式辞 (蝶が羽ばたくと)
美しく花々が咲く季節、または別れと出会いの季節となりました。
先日の第78回卒業式は喜びと感激の中、盛大に3年生を新たなステージへと送ることができました。3年生の皆さんには、本校で3年間培った「人間力」を基に更なる高みへと進み社会に貢献していくことで自らの存在価値を高めて行ってくれることを期待しているところです。
1、2年生の皆さん、これからは、新入生と皆さんが、創立77周年、卒業生1万1千人を超えるこの隼工を歴史づくる担い手となります。残された我々にとって、「何をやったか」ではなく、「何をやろうとしているか」が大切なことです。学年が移り変わるこの狭間で、想いを新たに目標を立て、個人として組織として、良い新学期を迎えてほしいと思います。
特に2年生は、進路決定に向けての取組がすでに始まっており、試験日まで半年を切りました。悔いの無いように時間を有効に使ってほしいと思います。1年後の、または2年後の卒業式、未来ある将来に向けて自己指導力を元に「人間力」を高めてください。
さて、「人間力」を高めるに当たって皆さんは、日頃どの様な心持ちで生活しているのでしょうか。
1年前に予告したとおり質問しますが、「何ができるようになりましたか」。
人のしていることをただ見ているだけでなく、自らが進んで加勢をして手助けすることで、その経験を自らのものとし、「できること」が増える積極的な活動をするなど、「前向きな姿勢」が皆さんの「できる」を下支えしているのです。
話は変わりますが、皆さんは、バタフライエフェクト(バタフライ効果)という言葉を知っていますか。蝶の羽ばたきによる効果ですが、私も皆さんも蝶の羽ばたきによって起こる影響など、考えたこともないですよね。
イメージとしては、「ブラジルで蝶が羽ばたくと、アメリカのテキサス州で竜巻が起こるかもしれない」といった、「ごく小さな変化が、時間の経過と共に予測不能な大きな結果を生む現象を表す」という比喩です。
大切なことは、蝶が本当に竜巻を起こすというわけではなく、小さな差が物事の経過とその過程によって、大きな違いへと増幅される。人生の出来事も「ちょっとした人や本などとの出会いや一言が、人生を変える」というわけです。
私にも過去にこのような出来事がありました。
大学に通う列車の中で、高校時代の3年間、副担任だった先生が「真一、君のいく大学では、工業の教員の免許が取るったっど。免許はいくつあっても邪魔にはならで」「取っとかんか。」の一言。
その「取っとかんか」の一言があって、41年後の今、私はここに立っています。
皆さんの長い人生の中で、人や本など、これからもどんな出会いがあるかわかりません。
しかし言えるのは、出会いをヒントに「常に前向き」に、「ポジティブ」に捉えチャレンジして、人生の選択肢を広げるために「できることを増やしておくこと」です。皆さんの小さな努力が、時間の積み重ねによって、大きな進化を生むでしょう。
結びに、新学年を迎えるに当たってぜひ、「自分は何をやろうとしているのか」を自問し、答えを持って新年度の始業式には来てください。皆さんが次の良いスタートを切れることを期待して、3学期終業式の式辞といたします。
2026年03月13日(金)
政府備蓄米における米の活用促進(出前授業)
調理体験を通して,米粉の活用方法について学習することを目的とした,出前授業が行われました。
講師に小城製粉株式会社 取締役の小城様を講師にお招きし,インテリア科2年生が米粉を使ったチョコマフィンを製作しました。
チョコレートの香りが満ちた調理室で,オーブンで徐々に膨らむマフィンに生徒の歓声があがっていました。
これをきっかけに,米粉はもちろん,お米やお米を原材料とする食材を使った料理に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
2026年03月02日(月)
第78回 卒業式
3月2日、3年生が保護者と2年生に見守られる中、卒業式が行われました。
これからの皆さんが歩む道に、幸多きことを願っています。
卒業式 校長式辞(抜粋)
さて、皆さんはこれから、就職・進学とそれぞれの進路での新しい歩みが始まりますが、今日の社会はSociety5.0と言われる「超スマート社会」へと急速に移行していく社会となります。
サイバー空間と現実空間が高度に融合され、経済発展と社会課題の解決が同時になされるその社会は、AI・半導体や造船を始めとする17分野の日本成長戦略を柱に挙げ、世界共通の課題解決と我が国の更なる経済成長実現に向けて促進がなされていきます。
この社会の変化については、皆さんも授業で生成AIの基礎的利活用を行うなど、その片鱗を感じていることと思いますが、企業で仕事をするようになると更に進んだものを取り扱うこととなります。
そうやって多くの場面でデジタル化が進み、瞬時に仕事が捗り業務改善が進むことで余暇を楽しむ人や、デジタルに置き換えることが困難な「特殊技能を持つ技術者」は、AIを活用して会社を興し、全体朝礼でもお話しした「ブルーカラービリオネア」が若くして誕生するなど、社会を形成する職種も著しく変化していくことでしょう。
しかし、いくら時代が変化していっても狩猟社会や農耕社会であったSociety1.0、2.0の時代から変わらないものがあります。
それは、水が上から下に流れるなどの自然の理と、世界中の一人一人が、「日々の生活を幸せに暮らしたい」とする想いです。
そこで3年生の皆さんに、私から最後のアドバイスをしたいと思います。
紀元前4世紀ごろの古代ギリシャ、アリストテレスが、「原因と結果の関係」から論じる「卵が先か、鶏が先か」といった永遠のテーマを聞いたことがあると思いますが、「幸せが先か、感謝が先か」の命題に、皆さんはどう答えますか。
「自分が幸せになったから、周りの皆さんに感謝する」のでしょうか。それとも「周りの皆さんに日々の生活で支えられ感謝しているから、些細なことでも幸せに感じる」のでしょうか。
恐らくその答えは「誰かが何かをしてくれたから」ではなく、「自分が行動を起こした結果」であり、「日々、感謝しているから、心から幸せを感じることができる」のではないでしょうか。
これからも皆さんには、『ものづくりを学ぶ工業高校に在って、「見えないモノこそ大切にできる隼工卒業生」として、「幸多き人生」となることを願っています。
皆さん本当におめでとうございます。
2026年02月27日(金)
同窓会入会式記念講演
また,入会式後には1・2年生も同席しての記念講演も行われました。
講師には本校を2007年に卒業した先輩でもある,パイナップルつばさ さんをお招きし,「人との縁が失敗を“楽しい今”につないでくれた」という演題でお話しいただきました。
スクリーンに映し出されるクイズと軽妙な語りで,まるでお笑いライブのような講演に生徒達も始終壇上に釘付けでした。
ご自身が詐欺被害にあった話も,あえて悲壮感なく,かつそれすら踏み台に活動しているその前向きな姿勢に学ぶことが多くあり,生徒達の人生の糧になったことだと思います。このような機会をいただき,本当にありがとうございました。
2026年02月27日(金)
同窓会入会式
来週に卒業式を控え,本日3年生の同窓会入会式が行われました。
同窓会会長代理として,理事の大久保さんよりこれから社会に旅立つ後輩達に激励の言葉が贈られました。
隼人工業高校で学んだことも,この学校卒業者であることで得られた繋がりも,全て自分の糧にしてこれからの未来をしっかりと歩んでくれることを願っています。
2026年01月26日(月)
課題研究発表
インテリア科が1月20日(火),情報技術科と電子機械科2組が1月23日(金),電子機械科1組が1月26日(月)に3年生による課題研究発表会が開催されました。
インテリア科では,設計・陶芸・デザイン・木工班からそれぞれが授業で作成した家具や陶芸作品,設計プレゼンボード,ポスターなどを発表しました。電子機械科では,野球のカウントを示すBSOボードや電動車椅子,護岸漂着ごみ回収装置などの製作について発表されました。


情報技術科ではプログラムによるゲーム開発,電子工作による作品製作などが,発表され,各科の特色を生かした研究内容となりました。
また,今年度は3学科連携でLUMIsatuma2025のイルミネーションも製作しました。発表を聞いた1,2年生が来年度以降,さらに今年の取組を発展させてほしいです。
2026年01月26日(月)
全体朝礼
本日26日,全体朝礼が行われました。
全体朝礼 校長挨拶(3つの基礎)
おはようございます。年明けも早いもので,今週は1月の最終週,インターンシップや卒業考査を実施する週となりました。また,こうして3学年が揃って全体朝礼を行うのも今年度は今日が最後になります。
さて,先日始業式の式辞で,特殊ブルーカラーの話をしました。特殊なものづくりの技能者が必要とされる時代が来るといった内容でしたが,最先端のAI技術が世界的にも進んでいるアメリカでは,すでに「ブルーカラービリオネア」-AIに代替されにくい現場職や技術職などの技能者が,独立するなど起業して,億万長者になる成功者が次々に現れています。
戦中戦後,いつの時代も「仕事と仕事の狭間に,新しく成功する仕事の種がある」と言われたものですが,その成功の種を見つけて育てるためにも「課題発見力」と「技術力」,「人を巻き込む信頼と魅力」が必要になるでしょう。
何れにしてもこの学生時代に「3つの基礎」が,身についていることが大切です。
一つ目は,知的探究心で何事も「なぜ」「どうして」といった疑問を持ち,解決に向けての糸口を探ろうとする心です。
二つ目に,解決するために必要な知識・技術力です。
三つ目に,人に迷惑をかけず,失敗をしたとしても嘘偽り無く反省し,次に向かう努力を怠らない,心から信頼に足る人です。
しかしこれらは,一朝一夕に身につくものではありません。知的探求心,技術力,信頼は,身につけようと意識した人のみ,基礎の積み重ねによって身に付くものです。
(目で聴く(話し手の様子を観て,その人の心の声を聴く)いて察する)
話は少し変わりますが,サッカー,バスケットボール,ハンドボールなどの守備の基本は,自陣ゴールを背にして,マークする相手攻撃者を,ボール保持者と同一の視野の中で守備をして,パスされるボールに対して,相手よりも先にボールを触り奪うことです。同一視野という基礎・基本が大前提ですが,一つ一つの基礎を疎かにすると,次のグループ戦術,チーム戦術にも影響が出ますし,攻撃に転じる速攻に対しても,一歩も二歩も遅くなります。
したがって守備は,意識せずともサイドステップ,バックステップなどを組み合わせて,体勢を整える基礎・基本が,地道な練習によって自然にできるようになるなどあってこそ,華々しく相手からボールを奪うインターセプトや速攻が決まりますし,楽しみがあるのです。
人生は,自分が思っている方向に近づくものです。「ゆっくりしたい,怠けたい。できることなら何もしたくない。」と思ったら,その行動と結果がその時すぐに,または10年20年経って取り返しのつかない世代になってから,過去に言動した「何もしたくない」の延長によって「何もできない」人生に成らざるを得なくなっているでしょう。しかし「色々なことに興味・関心を持ち,自分の力で『できるようになる』ことを増やしていきたい」と,困難をも愉しみに変えるバイタリティがあれば,ブルーカラービリオネアになれる可能性も高まります。
因果応報,人生は,全て皆さんの心の持ちように寄るのです。
終わりに,知的探求心,技術力,信頼,3つの基礎を身につけるために,今より早い時はありません。
皆さんが,人生を謳歌するためにも,意義在る学習,インターンシップを行うなど,今こそ,「人としての基礎を身につける学校生活にして欲しい」とお話をして,本日の挨拶といたします。
