第78回 卒業式

公開日 2026年03月02日(Mon)

3月2日、3年生が保護者と2年生に見守られる中、卒業式が行われました。

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これからの皆さんが歩む道に、幸多きことを願っています。

 

卒業式 校長式辞(抜粋)

  さて、皆さんはこれから、就職・進学とそれぞれの進路での新しい歩みが始まりますが、今日の社会はSociety5.0と言われる「超スマート社会」へと急速に移行していく社会となります。

 サイバー空間と現実空間が高度に融合され、経済発展と社会課題の解決が同時になされるその社会は、AI・半導体や造船を始めとする17分野の日本成長戦略を柱に挙げ、世界共通の課題解決と我が国の更なる経済成長実現に向けて促進がなされていきます。

 この社会の変化については、皆さんも授業で生成AIの基礎的利活用を行うなど、その片鱗を感じていることと思いますが、企業で仕事をするようになると更に進んだものを取り扱うこととなります。

 そうやって多くの場面でデジタル化が進み、瞬時に仕事が捗り業務改善が進むことで余暇を楽しむ人や、デジタルに置き換えることが困難な「特殊技能を持つ技術者」は、AIを活用して会社を興し、全体朝礼でもお話しした「ブルーカラービリオネア」が若くして誕生するなど、社会を形成する職種も著しく変化していくことでしょう。

 しかし、いくら時代が変化していっても狩猟社会や農耕社会であったSociety1.0、2.0の時代から変わらないものがあります。

 それは、水が上から下に流れるなどの自然の理と、世界中の一人一人が、「日々の生活を幸せに暮らしたい」とする想いです。

そこで3年生の皆さんに、私から最後のアドバイスをしたいと思います。

紀元前4世紀ごろの古代ギリシャ、アリストテレスが、「原因と結果の関係」から論じる「卵が先か、鶏が先か」といった永遠のテーマを聞いたことがあると思いますが、「幸せが先か、感謝が先か」の命題に、皆さんはどう答えますか。

「自分が幸せになったから、周りの皆さんに感謝する」のでしょうか。それとも「周りの皆さんに日々の生活で支えられ感謝しているから、些細なことでも幸せに感じる」のでしょうか。

恐らくその答えは「誰かが何かをしてくれたから」ではなく、「自分が行動を起こした結果」であり、「日々、感謝しているから、心から幸せを感じることができる」のではないでしょうか。

これからも皆さんには、『ものづくりを学ぶ工業高校に在って、「見えないモノこそ大切にできる隼工卒業生」として、「幸多き人生」となることを願っています。

  皆さん本当におめでとうございます。