公開日 2026年03月25日(Wed)
本日,3学期の終業式が行われました。
明日から春休み,そして4月7日からは新年度のスタートとなります。今年度は皆さんにとってどのような1年だったでしょうか。
成長したという実感のある人,何かやり残したことがある人,それぞれ抱く想いは様々かと思います。
交通係,生徒指導部の先生方からも,新たな自転車の交通規則の通知や学校生活の反省・諸注意がありました。
それらを踏まえ,新年度に向けて心身を整え,新たな気持ちでまた学校生活を迎えましょう。
終業式 校長式辞 (蝶が羽ばたくと)
美しく花々が咲く季節、または別れと出会いの季節となりました。
先日の第78回卒業式は喜びと感激の中、盛大に3年生を新たなステージへと送ることができました。3年生の皆さんには、本校で3年間培った「人間力」を基に更なる高みへと進み社会に貢献していくことで自らの存在価値を高めて行ってくれることを期待しているところです。
1、2年生の皆さん、これからは、新入生と皆さんが、創立77周年、卒業生1万1千人を超えるこの隼工を歴史づくる担い手となります。残された我々にとって、「何をやったか」ではなく、「何をやろうとしているか」が大切なことです。学年が移り変わるこの狭間で、想いを新たに目標を立て、個人として組織として、良い新学期を迎えてほしいと思います。
特に2年生は、進路決定に向けての取組がすでに始まっており、試験日まで半年を切りました。悔いの無いように時間を有効に使ってほしいと思います。1年後の、または2年後の卒業式、未来ある将来に向けて自己指導力を元に「人間力」を高めてください。
さて、「人間力」を高めるに当たって皆さんは、日頃どの様な心持ちで生活しているのでしょうか。
1年前に予告したとおり質問しますが、「何ができるようになりましたか」。
人のしていることをただ見ているだけでなく、自らが進んで加勢をして手助けすることで、その経験を自らのものとし、「できること」が増える積極的な活動をするなど、「前向きな姿勢」が皆さんの「できる」を下支えしているのです。
話は変わりますが、皆さんは、バタフライエフェクト(バタフライ効果)という言葉を知っていますか。蝶の羽ばたきによる効果ですが、私も皆さんも蝶の羽ばたきによって起こる影響など、考えたこともないですよね。
イメージとしては、「ブラジルで蝶が羽ばたくと、アメリカのテキサス州で竜巻が起こるかもしれない」といった、「ごく小さな変化が、時間の経過と共に予測不能な大きな結果を生む現象を表す」という比喩です。
大切なことは、蝶が本当に竜巻を起こすというわけではなく、小さな差が物事の経過とその過程によって、大きな違いへと増幅される。人生の出来事も「ちょっとした人や本などとの出会いや一言が、人生を変える」というわけです。
私にも過去にこのような出来事がありました。
大学に通う列車の中で、高校時代の3年間、副担任だった先生が「真一、君のいく大学では、工業の教員の免許が取るったっど。免許はいくつあっても邪魔にはならで」「取っとかんか。」の一言。
その「取っとかんか」の一言があって、41年後の今、私はここに立っています。
皆さんの長い人生の中で、人や本など、これからもどんな出会いがあるかわかりません。
しかし言えるのは、出会いをヒントに「常に前向き」に、「ポジティブ」に捉えチャレンジして、人生の選択肢を広げるために「できることを増やしておくこと」です。皆さんの小さな努力が、時間の積み重ねによって、大きな進化を生むでしょう。
結びに、新学年を迎えるに当たってぜひ、「自分は何をやろうとしているのか」を自問し、答えを持って新年度の始業式には来てください。皆さんが次の良いスタートを切れることを期待して、3学期終業式の式辞といたします。
